過去の展示

辰馬考古資料館


■お問い合わせ
公益財団法人 辰馬考古資料館
〒662-0962 兵庫県西宮市松下町2-28 TEL&FAX 0798-34-0130
E-Mail : tatsu-kouko@syd.odn.ne.jp

■開館
【 春 季 展】 3月下旬〜5月上旬(富岡鉄斎展)
【夏季教室展】6月中旬〜8月下旬(考古資料展)
【秋 季 展 】 10月上旬〜12月上旬(考古資料展)

10:00〜16:30(入館は16:00まで)・月曜休館 ※常設展示はおこなっておりません。


財団法人辰馬考古資料館は辰馬悦蔵翁(1892〜1980)が

1976年に設立した博物館です。

翁は銘酒白鷹醸造元(北)辰馬家に生れ、三代悦蔵とし

て家業をつぎましたが、若くして考古の学を志し、京

都帝国大学にてながく研鑽をかさね、新進の学徒とし

て日本考古学上の諸問題、とくに銅鐸と玉 類等の研究

にとりくみ、その学の進歩の一端を担いました。

一方翁は世の考古資料の散逸・湮滅し、また海外へ流

出してその学のすたれることを憂い、その保全のため

私財を投じて自ら保護の任にあたりました。 その収集

資料は翁の見識にもとづくものとして学術的価値はき

わめてたかく、その資料による研究は考古学の進展に

大きく寄与してきました。翁のもとには、また祖父悦

叟翁(1835〜1920)以来の富岡鉄斎作品が多く継承収蔵

されていました。一部さきの戦火で焼失しましたが、

うちに優作が多く世の人のひとしく愛惜するところで

した。もとこれら作品は、鉄斎先生と悦叟翁との親交

に多くもとづくもので、その畢生の大作といわれる

「阿倍仲麻呂明州望月図・円通 大師呉門隠栖図」の

屏風一双は、先生が1914年5月悦叟翁をたずねて別邸に

遊び、その逗留中に執筆したもので、いま重要文化財

に指定されています。これら考古・美術資料を、なが

く保全維持して後世に伝え、また公開して学術の研究

と一般 の文化財認識とに供することは、翁の深く考慮

するところでありました。このため、翁は晩年これら

資料に基金をそえ、これをもとに財団法人辰馬考古資

料館を設立したのです。


 

資料は考古遺物と鉄斎作品の二つから成り立っていま

す。考古遺物は縄文時代から歴史時代のものにわたり

ますが、うちでも銅鐸は質量 ともに水準をぬき、翁の

研究者としての面目をしめしています。この他縄文土

器・土偶・銅鏡など、各時代の遺物にも優品が多く、

さきの銅鐸もふくめて重要文化財に指定されたものも

20件をこえています。鉄斎作品は、さきの屏風の大作

をはじめ、掛軸、画帖、巻子、扇子、器玩等各般 にわ

たっていますが、そのうちには世に名品とうたわれる

ものも、いくつかかぞえることができます。


 

この初代悦蔵の無二の親友でに、今や世界的なブーム

を呼んでいる南画家の富岡鉄齋がいました。白鷹を酌

み交わし、芸術を語りあううちに二人は肝胆相照らす

仲になりました。画道一筋に精進する鉄齋、名酒造り

に傾注する悦蔵、途こそ違え、ともに超一流を目指す

二人の気持ちは、互いに尊敬の念から友情に変わった

のです。鉄齋一代の傑作で、重要文化財に指定されて

いる「阿倍仲麿呂明州望月圖」六曲一双の屏風は、悦

蔵の家に滞在、その厚遇に感激して筆をとり、贈った

ものであり、悦蔵の墓碑の銘もまた鉄齋自らの筆になる

ものです。


 

 



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